The Leica Tour at Leitz Park
- 310kohei
- 2018年10月11日
- 読了時間: 4分
更新日:2020年5月2日
2018年10月2日(火)、Leica CameraとGoetheの街Wetzlarに行きました。目的は、Leica CameraとGoetheの足跡を訪ねることです。ここでは、Leica Cameraと顕微鏡に焦点を絞った記事をお送りいたします。
Leitz Parkは、写真Gallery・Leica Camera Museum等がLeica Cameraの工場に付属して建てられている複合施設です。フランクフルトより50Kmほど離れた街、Wetzlarにあります。私は、フランクフルトにて日帰りチケットを購入して行きました。Leitz Parkは、Wetzlarの駅から直線距離で約2.5km程度離れた工業地帯にあります。
Leica Camera Museumは、binocularをデザインした建物、Monocularをデザインした建物はGift Shop、Aricona Leica Hotelの奥の建物のGalleryは1Fがレセプション、2FがGalleryとなっていました。

Wetzlarの駅で、11番のバスに乗車し、Am Leitz Parkで下車すると、道路の反対側にCafeとMuseumが見えてきます。10時のツアー開始時間まで時間がありましたので、Museumのレストラン(社員食堂?)で朝食を取りました。

Leica Camera Museumは、A~Eブロック(オフィシャルの分類ではなく私の分類)わけてカメラ・光学機器・写真が展示されています。このうち、Dの部分はレンズの研磨工程でツアーでのみ見学ができます。その他は、入場後自由に見学が出来ました。

A. LEICA Cameraよる世界に影響を与えた写真の展示 B. LEICA Cameraの初期モデルから現行機までの展示 C. ライカの歴史およびプロダクトの展示 D. レンズの研磨・検査の見学コース(ガイドツアーのみ) E. レンズエレメント組み立て、レンズユニット組み立て、カメラ組み立て
私はカメラ・写真とも特に造形があるわけではなく、精密長さ測定機の測定・観察用としてのレンズ・光学系の知識があるのでみ、残念ながら展示の内容の価値を語ることができません、ツアーの様子を記載いたします。

朝食を終え、受付の前で先客と待っていると10時になりガイドが来て、雑談をしていると更に2名が加わり、建物の説明からガイドツアーが始まりました。
建物は、単眼・双眼をデザインした形になっていること、レストランをCASINOと名前を付けているがギャンブル施設はないこと等々を説明しました。
ツアーは途中で、少しずつ人数が増えて最終的に10名前後のグループのツアーとなりました。この辺の緩さを私は好きです。
最初に写真家による著名な写真のいくつかを説明、ツアーの参加者はこれらのいくつかの写真は知っているらしく、撮影カメラの機種、写真が与えたインパクト等をガイドと話をしていました。
次は、UR-LECA REPLIKから最新のモデルまでの展示してあるカメラの説明、UR-LECA REPLIK Oskar Barnack(オスカーバーナック)の設計した、24X36mmフィルム用カメラ。小型で携帯撮影可能なカメラを実現したモデルとのことでした。

そして、博物館とドアで仕切られた通路からレンズの研磨の見学コースに入る、こちらはカメラでの撮影は禁止とのことでした。
研磨のコースを見学したのちは、元の通路に戻り最初のカメラの設計の解説、Oskar Barnackも後世に自分の設計ノートがこのような形で展示されることは想像しなかったのではないかと思います。

研磨の反対側の見学コースでは、レンズエレメントの製造(二つのレンズを接着して一つのレンズとする)、レンズユニットにレンズエレメントを組み込みレンズを製造する工程、カメラの組み立て工程をガラス越しに観察できるようになっています。
しかし、時間によっては作業者がおらず作業の様子は見ることができないことがあります。
更に、工程の見学用壁面に据え付けた表示にて詳細の解説がなされていました。 また、レンズ貼り付け工程見学用窓に設置されたタッチ式のビデオにて、6工程に分けた製造の様子をビデオを見ることができました。 あいにく私は、張り合わせレンズに関する知識がなく、後日インターネットで調べました。 事前知識として、“光学ガラス材から写真レンズに仕上げる” (https://www.tamron.co.jp/monozukuri/blog01/page06.html)等を調べていくとより深い理解がが得られるものと思います。
また、壁面にはLEICAのレンズの解説とクイズのパネルがあり、8問の質問が用意されていました。


Tour終了後、Hotel横のGalleryに移動し解散となりました。Galleryの見学は別途有料でした。
Galleryには写真の他、UR-LEICA REPLIK以前の世代のカメラが展示されていました。

Wetzlarの中心部の市役所(Neue Rathaus)の3F(日本式に数えると4F)にLeicaの顕微鏡の博物館があります。 展示の解説では、エルンスト ライツIの歴史的なマイクロスコープの収集、Leica Microsystems CMS GmbH(社名)、構想 Rolf Beck氏、デザイン: Heiko K. Schneider氏、Uwe G. Nuemann氏とありました。

市役所からドームへの道を歩いていくと、通りに電気屋があり、電気工具、DC電源らしきものが店頭に並べられていた。店のなりあいは図りかねますが、この街でこのような電気工具類を販売していることに、さすが光学産業の町と勝手に感心していた次第です。

本旅行の計画にあたり、 ”地球の歩き方”2009年版および“ “【フランクフルトから】 ドイツ小さなお伽話の街 ⑫ヴェッツラー 【日帰り可能】更新日: 2018年01月11日” (https://matome.naver.jp/odai/2148370073764047701)
を参照させていただきました。
また、LeicaToreへの予約は、ホームページの案内により、E-mailにて行いました。 (http://uk.leica-camera.com/World-of-Leica/Leitz-Park)
R1.0 2018.OCT.11 310Kohei
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