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種子島宇宙センター

  • 310kohei
  • 2018年10月28日
  • 読了時間: 4分

更新日:2020年5月2日


機会があり、種子島に行きました。種子島は、JAXAの種子島宇宙センターがあり、ロケット・宇宙の話・SFファンの私は是非訪れてみたい場所でした。また、2017年より縁があり、精密測定機業界への断熱塗料ガイナの普及をプロモートしており、ガイナはロケットの先端部(フェアリング)で使われている、塗装で断熱することができる技術を応用した塗料です。JAXA COSMODEは、日本の宇宙航空研究開発事業から生まれた最先端の技術や企業とJAXAの共同研究から生まれた商品を通じて、日々の生活に宇宙と空の魅力を提供していくために創設された「ブランド」です。そしてガイナは、AXA COSMODEロゴマーク付与 第1号商品です。

日進産業: http://nissin-sangyo.jp/about.html

ということで、予定より早く種子島に移動し、2018年10月14日(日)に種子島宇宙センターを見学しました。

種子島宇宙センターは、宿泊先の西之表市の中心から車で約90分の南種町の敷地に複数の建物が点在し、綺麗な海と山々に囲まれた美しいところでした。天気の良い日の夕方、ロケットの打ち上げを見たら、その感動はいかに大きいかと思いをはせましたが、実現は難しそうです。

正午少し前に到着、種子島宇宙センターの宇宙科学技術館の前にH-IIロケット実物大模型が設置され来場者を迎えており、雰囲気を盛り上げている。残念ながら、宇宙科学技術館の前のたったロケットと駐車場横の横のロケット、機種が分からないが、ロケットの断熱材の色から横になっているロケットがH-IIAの実物大模型と思っています。

宇宙科学技術館の受付にて施設ツアーの申し込みを行いました。幸い、混雑状況はそれほどひどくはないようで、次の13:30からの施設ツアーに参加することができました。 施設ツアーは、月曜を除く1日3回行われます。詳しくは、WEBの”種子島宇宙センター、施設案内ツアー (http://fanfun.jaxa.jp/visit/tanegashima/tour.html) をご覧ください。

施設ツアー開始までの時間で展示室を見学しました。展示室の入り口から続く1Fの展示はエンジン等をはじめとするロケットハードウエアとその解説、2Fは太陽系をはじめとするJAXAの探査プロジェクト、宇宙ステーション等のパネル説明と模型が展示されています。

施設ツアーの時間が近づき、集合場所の受付に移動すると、思ったより多くの参加者が集まっており、巡回用バスはほぼ満席でした。ツアーの見学コースは、4つの施設のうちJAXAが選択した3か所の施設を案内する形式で、約1時間15分の見学時間でした。

今回のコースは、展望台・ロケット展示場・管制センターでした。各々の施設および移動中のバスの中で適切な説明があり、その後の実物見学で設備の規模と迫力を実感できました。

最初の見学地、発射場展望台では、遠くに見えるロケット組み立て棟・発射台の説明があった。ロケット発射を見学するには絶好の位置であるが、発射時は3Km以内および宇宙センター内は立ち入り禁止とのことで、ここには部外者は入ることができないとのことでした。

ロケットの両端の塔は、ロケットを支えるものではなくロケットは自重で立っており、組み立て棟から発射台までの移動は自重で立っているものを低速移動するということでした。

2本の塔の組み合わせ2か所は、各々H-IIAとH-IIBロケット用とのことでした。

次に、ロケットガレージに移動しました。ガレージに展示されていたH-IIA7号機は実物であり、2003年のH-IIA6号機の失敗のための調査を行い、改善を行い2005年の再打ち上げとなった。改造のために調査を行ったH-IIA7号機は使用されず、2005年の再打ち上げされた機体が7号機とされ、展示機は機番なしで、いくつかの理由により展示品となったとのことでした。

6号機の失敗とその後の改善よる再打ち上げの経緯は、特集論文”H-ⅡAロケット打上げ再開初号機の成功”(http://www.mhi.co.jp/technology/review/pdf/425/425230.pdf) を参照ください。 実物の展示は圧巻でした。

ロケットガレージに入ると、すぐ右手に第2段、第1段ロケットがエンジンを外した状態で置かれている。その大きさと、個々の複雑な細かい部品・配管がなされておりこれが発射時の振動・高熱等に耐えて飛び立ち大気圏を脱出するかと思うと感動します。エンジン、発射固定台、移動運搬車のタイヤ等は左の壁際に展示されています。

第1段、第2段ロケットが並ぶと、その第1段ロケットの大きさが印象付けられます。ロケットのオレンジ色の部分は内部に格納される液体酸素・水素の冷却温度を守るための断熱材、サンプル小片を見せてくれるが、すごく軽く薄緑色である。時間がたつとオレンジ色になるとのことである。第2段ロケットの先にはフェアリングが置いてあり、このフェアリングの外壁に断熱塗料ガイナと同じ技術作られた塗料が塗られ、内部に格納される衛星を大気圏脱出時の熱から衛星を守っていることになります。

続いて、総合司令塔の見学、この設備はドラマ等でよく出てくる景色で、率直なところ思ったより小さな印象でした。やはり、実際に人がいてスクリーン、モニタが表示されている状態を見たいというのが正直の感想でした。

種子島宇宙センターの見学で実物の迫力は何者にも代えがたいことを実感しました。今回見れなかった設備、既に見学した設備も本記事記載のために調べたさまざまな知識を加えて、再度見学をしたいと強く感じました。

2018.10.23 V1.0 Kohei Sato


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